2022年の自殺者のうち10人が、奨学金の返済苦で苦しんでいたということが、警察庁などがまとめたデータから示唆されました。原因や動機として奨学金の返済を苦にするという項目が初めて追加され、原因の細分化を図ったようです。この10人の内訳は20~30代の男性6人と、10~20代と40代の女性4人になっています。 給付型ではなく貸与型の奨学金を利用している学生は実に148万人いるということになります。卒業後の返還期間は12~20年と定められており、1千万円前後の膨大な負担を強いられるというケースもあるのではないかと危惧されます。 国は、返す必要のない給付型奨学金の拡充などを打ち出しているものの、識者や支援者からすると、いま返還している学生に対する施策が必要であり、発覚した10人は、ガラスの玉にすぎないとの見方があるようです。
奨学金と向き合う
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奨学金延滞で命を落とすようなことは絶対にあってはいけません。まず相談するというこ忘れないでください。